これから洗濯機もフル稼働!
夏も終わりに近づき、朝晩は少しずつ涼しさを感じるようになってきました。季節は秋へと移り変わり、学校や地域では運動会やスポーツのイベントが盛んになる時期です。子どもたちは運動会の練習や部活動で汗を流し、大人もスポーツやレジャーで体を動かす機会が増えます。その結果、毎日のように大量の洗濯物が出て、洗濯機はフル稼働の状態になりやすくなります。
特にこの時期の洗濯物は、夏の名残で汗をたっぷり含んだ衣類や、土や砂で汚れた体操服・ユニフォームなどが多く、普通の季節以上に汚れや雑菌が洗濯機に持ち込まれるのが特徴です。洗濯物を入れるたびに汗の成分や皮脂汚れが少しずつ洗濯槽の裏側に残り、気づかないうちにカビやぬめりの原因となっていきます。
また、秋は湿度が下がるとはいえ、日中はまだ暑さが残るため、汗の量も意外と多い季節です。そのため「しっかり洗えているつもり」でも、洗濯槽の中では雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。特に運動会の時期は連日練習で衣類の洗濯回数が増えるため、洗濯機は常に湿った状態が続き、カビが発生しやすくなるのです。
さらに、泥汚れや砂がついたまま洗濯すると、排水部分に汚れが溜まり、詰まりや臭いの原因にもなります。洗濯機はただ衣類を洗うだけでなく、内部の衛生環境を整えることがとても大切です。普段から見えない部分で汚れが蓄積していくため、気づいたときには「洗濯物が生乾きのような臭いがする」「白いはずの衣類に黒い点々がつく」といったトラブルにつながります。
こうしたことから、夏の終わりから秋にかけては、洗濯機のケアが特に重要になります。具体的には、月に1回程度の洗濯槽クリーナーを使った槽洗浄、洗濯後はふたを開けて槽を乾かす、泥汚れはあらかじめ払ってから洗う、といった習慣が効果的です。大切なのは、洗濯機を「衣類をきれいにする道具」ではなく、「常に清潔に保つべき家電」として扱うことです。
運動会シーズンは家族の思い出が増える一方で、洗濯物も一気に増えて家庭の負担も大きくなります。そんなときこそ、洗濯機を清潔に保つことで衣類も気持ちよく仕上がり、家事の効率もぐんと上がります。秋の爽やかな季節を気持ちよく過ごすためにも、洗濯機のお手入れを忘れずに行いたいですね。